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どこが異常?ほっておいたらどうなるの?治療スケジュールは?具体例は?
■相談前の予備診断■
ここでは矯正相談で質問の多い典型的な症状の簡便な把握方法「予備診断(現症の診断+予測診断)」についてお話します。むろん症状は複雑です。詳しくは相談先の矯正専門医とお話し下さい。治療内容は相談先の先生により多少の異なりはあると思います。では、鏡を見ながら咬み合せや下顎の動き、口元や表情などを観察しましょう。
注:この「予備診断(現症の診断+予測診断)」は登録済みの私案です。あくまでも「相談前の準備」と考えて下さい。
【現在の症状の診断】
@上下顎骨の成長発育の調和度
A食事や会話時の下顎の機能的な運動
B歯の位置・形・本数、上下の歯列の形と咬合
C永久歯がはえてくる時の窮屈さ(重なり度)

D指しゃぶりなどの癖、喉・舌の形・大きさ・動き
E鼻・唇・下顎の形などによる口元の美しさ
 
【予測診断】

この症状を放置した場合の予測される症状の悪化の程度
@上顎と下顎の成長発育能力の調和度(骨格性の症状)を診る
出っ歯と呼ばれる症状で【診断は上顎前突】です。上顎の発育が大き過ぎたり下顎の発育が小さすぎたりする時に生じます。放置していてもほとんど治りません。身体の活発な成長発育出現前(小学生)からの治療で上下の顎骨の成長発育状態の調和を図れる場合があります。成人期に近づくにつれ気になる症状のひとつです。
出っ歯

受け口と呼ばれる症状で【診断は下顎前突、反対咬合】です。前歯の傾きや下顎の発育が大きすぎたり上顎の発育が小さすぎたりする時に生じます。放置していてもほとんど治りません。症状が悪化すると顎の骨切り手術を要するような難症状へ移行することもあります。身体の活発な成長発育出現前(小学生)からの治療で上下の顎骨の成長発育状態の改善を図ることが望まれます。

受け口
奥歯は咬み合いますが前歯でソバなどが 咬み切れない症状で【診断は開咬】です。指しゃぶりや舌の突き出し、上下顎骨の垂直方向の発育や前後方向の不調和などにより生じます。放置していてもほとんど治りません。症状が下顎前突と合併し悪化すると顎の骨切り手術を要するような難症状へ移行することもあります。身体の活発な成長発育出現前(小学生)からの治療で上下の顎骨の成長発育状態の改善を図ることが望まれます。
咬み切れない
下顎が大きすぎたり、下顎が左右非対称で、顔の成長が完成される時期(平均的には18〜20歳以降)に上下顎骨の成長発育が前後的・垂直的・横方向に著しい不調和があり矯正治療に顎の骨切り手術を併用しなくてはならない症状で【診断は顎の離断(骨切り)を要する顎変形症】です。この症状もできれば身体の活発な成長発育出現前(小学生)からの治療や定期的な管理や観察が望まれます。治療は保険でできますが全ての矯正クリニックで可能とは限りません。相談先に確認して下さい。
非対称で
ゆがみのある顔
A食事や会話時、運動時の下顎の機能的な運動の調和度(機能的な症状)を診る
下顎がリラックスしている状態ですと上下の前歯の切端部が触れますが、しっかり咬もうとすると反対咬合になってしまう症状で【診断は機能的な反対咬合】です。治療は身体の活発な成長発育期以前(小学校3〜4年生頃)にはじめることが望ましく、遅れれば遅れるほど症状は悪化してゆきます。治療はいつでも可能ですが増齢的に治療内容は難しくなると考えられます。写真は→の方向へしっかり咬むと下顎が前方へ移動し反対咬合になってしまう状態を示しています。
かみ込むと
受け口になる
B、C歯の位置や顎の大きさと永久歯の大きさとの調和度
(咬合状態・抜歯の検討)を診る
歯のはえてくる顎の大きさとの調和がとれず【診断は叢生(そうせい)】です。はえてくるスペースが足りなければ歯は捻じれたり、重なり合ったりします。改善策は@奥の歯を後方に、A前歯を前方に移動、B歯列を横方向に拡大、C上顎の骨自体を横に拡大、D永久歯の抜歯などの方法があります。窮屈な状態ではえてくる永久歯はその状態により@抜歯したり、A抜歯しなかったりします。「全て歯を抜かないで治します。」という主張がありますが常識的に考えてもそれは無理です。小学生時期の混合歯列期からの対応が望まれます。
重なった
歯並び
D、E咬み合わせの異常と関連する舌・唇・喉・口元・悪習癖を診る
小さい子に見られる指しゃぶりです。長期間に渡り続くと、時として図のような前歯の開咬を示します。【診断は指しゃぶりによる前歯の開咬】です。長く続くと上下の顎の発育にも影響を及ぼし難症例になります。できるだけ早い時期(小学校低学年)からの治療が望まれます。
指しゃぶり

この癖による
前歯の開咬

 
口元が突出しています。【この症例の診断は上顎骨の過成長、下顎骨の劣成長による口元の突出】です。身体の成長発育期での治療(上顎骨の成長を抑え、下顎骨の成長を促進する)で改善される傾向(口元の突出の改善)があります。顔が完成される20歳前後の成人期以降では積極的な上顎前歯の後方移動により改善してゆくことが少なくありません。
口元の突出
 ここに挙げた典型的な症状群に対しては全般的に早期の治療(小学生からの)が望ましいと思います。諸事情でこの時期に治療を受けることができない場合にでも矯正専門医に相談し「どのようなことに気をつけるか」を聞いておくことは必要です。学業、受験、治療費、患者さんの意識・性格などを考えなければならないことも多々ありますが一度「矯正相談」を受けることをお勧めします
■では治療開始はいつ頃が適当か?■
患者さんの来院理由は様々です。小学生〜高校生の多くは「学校検診で不正
 咬合(咬み合わせの異常)を指摘された」
ということです。これ以降の成人期
 ではほとんどが自覚症状を持ち「留学や就職、結婚前に矯正治療を終えて
 おきたい」「子供と一緒に矯正治療を考えている」「最近咬み合わせが何か
 変だ」「あごを動かすと音がしたり、痛みを感じる」
など様々です。
結論的には、ほとんどの症状は小学生ぐらいからはじめたり、矯正専門医
 の症状の観察管理下に入ることが望ましい
と思います。でも成人・社会人
 になってからでも遅くはありません。
治療開始年齢に制限はありません。
 本人が治療に積極的になった時が「最適な治療時期」ともいえます。
■治療のスケジュールは?■

いつごろ?、どの症状を?、どのような装置を用いて治してゆくか?の「治療スケジュール」をお話しします。下の図は治療スケジュールの概要です。乳歯期からはじめることもありますが多くは次の2つの治療段階で行われます。@第一期治療:乳歯と永久歯が混じりあっている混合歯列期での治療とA第二期治療:永久歯がはえそろった時期以降の治です。症状によっては第一期治療を行わず直接第二期治療から開始することも少なくありません。

小学生から? 中学生以降から?
【治療目標】
@上下顎骨の成長発育能力の調
 和を図る
A前歯の配列
B永久歯のはえるスペースを確保
  or新たに作る
C第2期での抜歯処置や歯の移動
  処置をできるだけ軽減する
【目標】
永久歯への交換の様子を定期的に観察・管理
【治療目標】
個人にあった正常咬合の獲得(個性正常咬合)

【目標】
獲得した咬合の安定

積極的な通院1回/月程度 2〜4ヶ月毎の定期観察・管理の通院 積極的な通院1回/月程度 2〜4ヶ月毎の定期観察の通院
小学生→ 中学生以降→ 第二期の治療期間と同程度の管理観察期間
小学生から開始した反対咬合の治療スケジュール例
9歳9ヶ月の女児(反対咬合を気にして来院)
原因は下顎骨の過成長と上顎前歯の舌側(内側)への異常な傾き
  【第一期の治療の説明】
(この時期にどの異常を治し、第二期治療開始までの間どのような管理をするか)
 
 

■治療目標
@反対咬合を治す(上の前歯を前方に移動することで治します。
  約1mm/月の割合で歯を動かすため約何ヶ月ぐらいかかるかのおおよその予測
  はつきます。)
A下顎骨の発育力を抑える(下顎骨の最大成長は男女とも小学校高学年〜中学
  生にかけてのため、いつごろまでこの治療を行うかについては個人個人で異なり
  ます。したがって反対合が治った後も継続して顎の治療が行われます)
B永久歯への交換スペースを減らさない(乳歯が脱落し永久歯が生えてくるまで
  の間管理して行きます。)

 
 

【治療の経過】       9歳9月:小3---------------10歳5月:小4

 
 

 
 

●反対咬合を治し前歯の位置を整える
【使用装置】
装置1:
歯の裏側につけ歯を前に押し出す
装置2:
上顎歯列にワイヤーをつけ前歯の位置を整える

  ●下顎の成長力の抑制と永久歯交換の
  管理

【使用装置】
装置3:
下顎骨の前方への発育力を抑える
装置4:
永久歯交換スペースをこれ以上減らさない
 
  【第二期の治療の説明】
(永久歯交換スペース不足、上下顎骨の調和度から永久歯の抜歯を必要とした。)
 
  ■治療目標
@個性正常咬合の獲得(永久歯4本抜歯で改善する計画とした。)
A上下顎骨の成長発育状況の調和(この時期の上下顎骨の調和度は比較的良
  好。特に治療は計画しなかった)
B良好な咬合の維持(治療終了後、あと戻りを防ぐための保定装置を使用するとと
  もに歯周組織の健康を図る)
 
 

【治療の経過】
12歳10月:中1--------------------14歳9月:中3---------------23歳:社会人

 
 

 
 

●手骨X写真等から下顎発育ピ−ク終了
  判定。第二期治療開始
●個々の歯の移動で個性正常咬合の獲
  得を計画した

【使用装置】
装置5:
マルチブラケット装置を使用

  ●咬合のあと戻りを防ぎ、安定を図る
【使用装置】
@保定装置と呼ばれるものを約2年使用
Aその後は自然な合を管理
 
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